こんにちは、天野晃治です。だいぶ秋らしくなってきましたね。
RSウイルスが流行っているそうです。感染力が強いのでご注意ください(特に小児は)。消毒用には、次亜塩素酸ナトリウムがよいですよ(当社製品ではノロキラー)。
■今日のテーマは、『弱者の戦略・ランチェスターの法則』パート2
さて前回の続きです。中小企業・小さな会社(お店)の戦い方の基本は、【負けない戦い】をすること!そのために、【自分のフィールド】を決めること!
前回の①で、【何かで1番をめざすこと】
※商品で一番、地域で一番、客層で一番…「うちの会社は何を、どこで、誰に売りたいのか?」
よく「自分が活用できていない資産を見つけなさい!」言われます。即ち、前から自社・自店にある「商品」、目の前にある見慣れた「商品」。でも生かし切れていない「商品」は何か?宝の持ち腐れになっている「商品」は何か
同様な理由で、「武器磨きをやっていない中小企業があまりにも多い!」とも言われています。自社・自店の武器・稼ぎ頭の商品を絶えず、【根気よく語り直す】【バージョンアップする】【改良し続ける】。
また、「地域」なら、どうやって“○○なら、この会社”と認知してもらえばいいのか?特定の「客層・業界」に会社・自店のファンを多く作るにはどうしたらいいのか?
次に、②の【売上=行動量(接触回数)の2乗 × 質 】について。
ピーター・ドラッカーは、「経営の目的は、会社をつぶさない為に、顧客を創造すること」と言っています。そしてランチェスターの法則に従えば、とにかく量をこなすこと!
【顧客創造と顧客維持】…お客さんに「忘れられないように」「飽きられないように」、お客さんとの接触回数を増やす、情報発信を続ける、見込み客が離脱しないようにする。一度お客さんが離れていってしまうと、呼び戻すのに10倍のコストがかかる(!)と言われています。
当たり前のことですが、どんなに考えても、いくら良い話を聞いても、行動量が伴わなければ、ちょっとかじった程度で量をこなさなければ、上達しない!武器が磨かれない!
以前、オラクルひと・しくみ研究所の小阪裕司先生にお聞きした話ですが、年間数十本しか売れていなかった日本酒を、製造される背景(お米・水・仕込み)を語り、自分の思いをチラシ・DM・葉書・店頭で繰り返し語り、年間1,000本以上に育てた一件の酒屋さんの話。
この酒屋さんは、業者さんに頼まれて、実物のDMなども見せながら、この素晴らしい話を百名ほどの同業者の前でなさったそうです。しかし驚いたことに、これを実行した人はたったの数名しかいなかったとの事(!)
やはり、実践してこそですし、事実・実例ができてこその信頼・自社(自店)の強みですよね!自戒を込めて。。。
2012年9月27日(Vol、73)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事