こんにちは。天野晃治です。立秋も過ぎ、暑い8月も折り返しですね(^^)。
昨日は67回目の終戦記念日でした。あの荒廃した焼け野原の日本、そして成熟期を迎え世界最速の高齢社会となって閉塞感のある現代日本。
財政赤字が終戦当時と同じGNP比率となり、【高齢化】【人口減少】という山を乗り越えていくには、成立した“消費増税法”だけでは困難です。医療費の議論も厳しくなってきますし、われわれも医療業界・ヘルスケア業界にかかわる者として、ただ流れに身を任せるだけでは、非常に危ういし弱々しい。。。
■今日のテーマは、『シニアが拓く』
そんな中、今週の日経新聞の一面特集は「シニアが拓く」。そこからの抜粋ですが、
◇65歳からの人生をざっと20年と見積もると、食事や睡眠を除いた【自由時間】は10万時間もあり、勤続40年の総労働時間より多い(!)
◇60歳以上の消費支出は日本の個人消費の【45%を超えた】。
◇65〜69歳の消費支出は12ヶ月連続で前年を上回っている(!)
そして、
◇最近のシニアは【感覚が若い!】。健康や美容への支出も若々しくあるため。シューズやウエア、ステッキでもカラフルさを望み、補聴器でも携帯プレーヤーの様なデザイン性を重視する。
◇孫向けの買い物需要も大きく、この夏は帰省シーズンに合わせ百貨店やスーパーでは、ランドセルの売り場を大きくした。
◇65歳以上の一人暮らしと夫婦二人暮らしを合わせると929万世帯も。シニアは自立を求められる一方で、地域的・社会的に【気楽に相談できる存在】が求められる。
このブログで2〜3回書きましたが、薬局新聞の夏季特集『来るべき薬局機能・薬剤師職能への展望』の中での談話の中で、
★高齢社会に突入する中で、“町の薬屋さん”を探せない状況はどうなのか?処方箋がないと入りづらい薬局ばかりではどうなるのか?
★高齢者は病気や薬以外にも、色々話したいことがある方が多い。
★トータル的に“薬局”として認知してもらう様、今後のあり方を考えないといけない。
今すぐやれることは何でしょうか?続けられることは何でしょうか?少し、ハードル(目標)を上げられることは何でしょうか?
2012年8月16日(Vol、61)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事