こんにちは。天野晃治です。どんなお盆休みをお過ごしですか?
今朝のロンドン五輪閉幕式では、イギリスらしくジョンレノンの映像をバックにした“イマジン”とか、クイーンの“ウイ・ウィル・ロック・ユー”などの大合唱も良かったですね。
そして、今回の日本勢の活躍は、メダルが過去最高の38個ということもありますが、「初!」や「何十年ぶり!」で個人も団体もさまざまな素晴らしいドラマ・涙・感動を味あわせてくれました(^^)。
■今日のテーマは、『ひと隅を照らす存在』
今朝の日経新聞で、閉塞感がある日本経済・企業経営の視点から、「五輪に学ぶヒント」と題して、
①異能の人材が欠かせない!…人を射抜くような眼光の女子柔道の松本薫選手や、体操を楽しむ内村航平選手、マット上では人が変わる闘争心でレスリング男子で24年ぶりに金メダルを獲得した米満選手。
②絶えざる革新が欠かせない!…前回五輪の勝者はライバルに研究されて弱点を突かれる。三連覇を果たした女子レスリングの伊調馨選手や吉田沙保里選手は競技スタイルを進化させてきた、完成した形を自ら壊し磨き直す姿勢。
☞企業活動で言えば、一つのビジネスモデルが15〜20年しかもたない時代になり、昔稼げた手法や製品・サービスだけに安住していては、“座して死を待つのみ”。
③敗因をトコトン分析して、戦略を立て直して巻き返せ!…初の金メダルゼロに終わった日本男子柔道の惨敗は、精神的に弱さがあった、根性が足りなかったなどという話にどどまっていては難しい!
☞企業活動でもただ「頑張ろう」で、今までのやり方を惰性でやっていても、無理なものは無理!
④自己満足に陥って“こじんまり”としていてはいけない!…企業に置き換えれば、利益率が低いのに、赤字に陥っているのに、まだ内部留保が厚いからと安住していては駄目!
☞もっと高い目標でやれるのに、自分のハードルを勝手に低くしてはいけない!
これらの指摘は、昔から言われている【当たり前のことの徹底!】。反省すべき点が多いです。
そして、もう一つ。個人的に感じたのは【ひと隅を照らす存在】の重要性の再認識!今回の五輪では、ふだん光が当たらない競技の中で、日本勢の活躍によりフェンシングに加えてアーチェリー、新体操などが注目されました。
どんな分野でもいいので、【一番】を目指す。…即ち、“ひと隅を照らす存在”になる!
規模は小さくとも、市場・地域・コミュニティで「○○といったら…、△△さん!」という【強み】【売り】【絆】を作っていく姿勢こそがこれからの指針たりえると思います。
2012年8月13日(Vol、60)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事