こんにちは。天野晃治です。昨日は、男声合唱団(サカダン)34名で春日井市の老人ホーム慰問にうかがいました。後半は皆さんと一緒に歌い、症状の軽い方・重い方それぞれに楽しんでいただけた様で良かったです。次回は9月に予定しています。
また今日から暑さが戻っていますので、【熱中症対策】の情報発信が必要ですね。
■今日のテーマは、『お客さんから見て、薬局・薬剤師の将来あるべき姿』
さて、業界紙の薬局新聞の夏季特集『来るべき薬局機能・薬剤師職能への展望』の中で、日本薬剤師会の児玉会長の談話として、
◇これから高齢社会に突入する中で、いわゆる“町の薬屋さん”を探せない状況はどうかと思う。立ったままの店舗形態のところや、処方箋がないと入りづらい薬局などではどうなるのか。
◇高齢の方は病気や薬の話以外にも、色々話したいことがある方が多い。地域密着の店にしかできないことでもある。
◇分業率が70%を目前とした中、収益面も含め分業に対する風当たり・批判が強まっている。
また、日本保険薬局協会の中村会長(調剤チェーン・クオール社長)の談話として、
◇現状の門前型の調剤ビジネスは将来的に厳しい。門前薬局は閉鎖的で処方箋を持たない人を排除してきたことを反省し、物販や他業態とのコラボに取り組まないといけない。
◇ドラッグチェーンで凄い勢いで調剤に力を入れてきている先が増えており、大変な脅威だ。
◇トータル的に“薬局”として認知してもらえる様、今後のあり方を考えないといけない。
との厳しいコメントが載っていました。
最近よく言われる「モノが売れない」「お客さんが来ない」「高いものが売れない」。一方で、「安心して色々と相談に乗ってもらえるお店がない」「入りやすいお店がない」「話しやすいお店がない」との声が増えているとも聞きます。
★治療面だけでなく、日々の生活習慣病予防や未病、食生活指導、悩み・愚痴(!)の受け皿としても。
★高齢化で通販が毎日のように宣伝し、市場としても伸びている【ひざ・腰】【目】【歯周病・口臭】【スキンケア】。
★また、前回のブログにも書きましたが、かくれ貧血【冷え性・立ちくらみ・更年期】の人が最近増えている。でも、なかなか相談する先がなかったり、表面的な対応に終わってしまい、体調不良のままであったり、猛暑で【夏バテ】が加わってしまったり…。
どうしても節約志向で日々の買い物は、デフレ志向が強いですが、【自分にとって良いもの】【自分が助かるもの】【楽しいもの】【快適になれるもの】には、お金を使います。だから、以前は必要性を感じず、関心さえ示さなかったものに対しても、【価値】が分かれば姿勢が180度変わります!これは私たち一人一人が消費者として持っているマインドです。
2012年7月23日(Vol、54)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事