こんにちは。天野晃治です。今年も早や6月に入りました。
週末に、家内と愛知県大府市にある「アグリタウン・げんきの郷」に行ってきました。マスコミにも何度も取り上げられていますが、知多半島近辺の採りたての野菜が一杯で種類も豊富。素人目に見ても確かに違う!
お客さんも楽しそうに、ああだこうだと言いながら選んでいる。値段だけが差別化要因で、無言で買い物する食品スーパーとは何が違うのだろうか?
家内によると、「平日でも混んでいる」。人が集まる所には理由がありますね!
■なくては困る相談薬局・処方箋がなくても行ける調剤薬局とは(パート8)
さて、昨日の日経新聞に半径500メートルにお店がなく、日常の買い物にも困る高齢者の「買い物難民」が推計910万人との記事。つい最近まで600万人と言われていたのに、急激に増えています。実際はもっと多いとも…。大手流通業や通販・ネット注文による宅配システムだけではこの「買い物難民」の問題・穴を埋めるのは無理ですし、コミュニティの生活者を満足させることは出来ません。
「 売上 = ①客数 × ②お買い上げ金額 × ③リピート 」という原則にあって、われわれ“くすり屋”として、これから3〜5年後を見据え、どういう商売の形を志向していったらよいのでしょうか?
大手と同じ土俵にいては、いくら大きい市場・成長市場にいても、いづれ価格・規模の競争に巻き込まれてはじかれてしまう。この数ヶ月の家電産業・家電業界を見れば、業界○位だとか大企業であることが存続と利益を保障することには全くならない現実。エコポイント・地デジなど大きな流行に乗っかっていたら何も残らない砂上の楼閣だったという怖い現実…。
【自分・自社の強みは何か?】【あれもこれもではなく、何に集中し強みにしていくか?】
一ヶ月ほど前のブログでも触れましたが、『大型店からお客を取り戻す3つのしかけ』の山田文美氏(地域商店再生コンサルタント)によれば、
●お客さんが付き合いたいを思うのは、“自分のことを知っているお店”、“押し売りされたと思わない、情報を手に入れた感がある、自分で商品を選んだ感もあるお店”。
●お客さんとの絆・関係を作るために、常に情報発信を続ける。商品だけでなく、自分を知ってもらう。
●その上で、商品をお勧めする時は価格の高い商品から順に勧める。プロとしてよい商品を勧めることが大切で、お客さんの懐具合を勝手に決めつけてはいけない。そのお客さんの状況(健康状態)・タイミングによってもお客さんの判断は変わる。
われわれ健康産業に携わる者として、顧客にとって【なくては困る、悩みを聞いてくれる相談薬局】【定期的に有益な情報を発信しているお店】【定期的に場(試飲会、相談会)を設けているコミュニティ薬局】【処方箋がなくても行ける、予防・未病にも力を入れている調剤薬局】へ。。。
2012年6月5日
天野商事株式会社 代表取締役
愛知県医薬品卸協同組合 理事
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)