こんにちは。天野晃治です。ゴールデンウイークはいかがでしたか?
最終日の昨日、茨城県つくば市での竜巻は、またしても考えたこともない天災の怖さ。今週末、男声合唱団として参加する栄ミナミ音楽祭は、今年も東日本大震災の復興支援を兼ねていますが、色々な面で激動期にいることを痛感します。
■なくては困る相談薬局・処方箋がなくても行ける調剤薬局とは(パート4)
さて、さまざまな業界で2極化が強まっています。われわれの業界でも、
①ドラッグストアの2極化。大衆薬のネット販売の今後の流れ次第では、さらに価格競争が激化。
②医薬分業の流れに乗っかってこられた調剤薬局の2極化が始まる。同じ仕事の延長だけでは厳しくなる。
③専門店・カウンセリング店の2極化。
④何でもやっているお店の消滅。廃業する個人零細店の増大(後継者問題も含め)。
昔からいわれる「会社の寿命30年説」。それが今では、ひとつのビジネスモデルが15年ぐらいしかもたなくなってきた。一時は華やかだったIT産業も技術革新の流れが速く、携帯電話世界最大手のノキアが赤字に転落したとのニュースを聞くと、成長産業にいれば安泰とはとても言えない。
日経トップリーダー5月号の特集は、「苦境・危機を脱した企業に学ぶ中小企業・商店の“這い上がる力”」。その中で、
●かつて儲かった産業が衰退し、赤字に苦しむ中で、いかに自社の“強み”を磨いたか。
●いかに、“顧客との接点”を増やし、大手との差別化を図ったか。
●「難しい」という言葉に逃げず、やるべきことをいかに徹底したか。続けたか。
●顧客への情報発信量。
などなど、反省すること多し!!
4月の月刊ベストセラー(トーカン調べ)によると、上位に『大往生したけりゃ医療にかかわるな』、『50歳を超えても30代に見える生き方』と健康にかかわる本が何冊か入っています。私も2冊とも読みましたが、健康にかかわる情報が溢れかえっている中で、【自社・自店の強みは何か?】【2〜3年後に向け、何に取り組むのか?】
顧客にとって、【なくては困る、悩みを聞いてくれる相談薬局】【定期的に場(相談会、試飲会、セミナー)を設けているお店】【お客さんにとって有益な情報を常に発信しているコミュニティ薬局】【処方箋がなくても行ける、健康にかかわる物販にも力を入れている調剤薬局】へ。。。
2012年5月7日
天野商事株式会社 代表取締役 愛知県医薬品卸協同組合 理事
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)