こんにちは。天野晃治です。今日はブログの日だそうですね。
平成24年も早や2ヶ月目。皆さんの1月はどうだったでしょうか?仕事・プライベート・自己啓発など…。「人間、流されやすいもの」ですが、同じことをあと11回繰り返してしまうと、今年が終わってしまいます!
■商売、そして顧客から見て『なくては困る薬局・薬店・調剤薬局とは』(パート11)
さて、私も50歳になり、夫婦で2,000円で映画を見れる特権(?)を得たので、先月は「連合艦隊司令長官・山本五十六」、この週末には「ALWAYS 三丁目の夕日’64」を見に行きました。
ご覧になられた方も多いと思いますが、日本が戦後の荒廃から立ち上がり、高度成長期がようやく見え始め、東京オリンピックを迎えたあの時代。今から比べれば、はるかに貧しかった時代ですが、日々の中に「泣きあり、笑いあり、希望あり、近所の大家族的な付き合いあり」の時代。私も自分の幼少時代や風景を懐かしく思い出しました。映画館の館内もその空気に包まれ、笑い声や、すすり泣く音が溢れていました。
その映画で家族団欒のど真ん中にドーンと陣取っていたのが、“テレビ”。時代は流れ、デジタル時代となり、今朝の日経新聞には“30年変わらぬ家電産業!”とのコラムが。先週、パナソニック、ソニー、シャープが相次いで巨額な赤字を発表したのを受けてのコラムでしたが、同質化競争に甘んじた価格競争の厳しさと共に、「デジタル時代やフェイスブックなどの登場で、テレビが放送番組しか見られない“古くさいもの”になってしまった!」との厳しい文句がありました。
そしてもう一つ。あの映画との大きな、いかんともし難い差が社会的インフラとしての近所づき合いの希薄化や、さまざまな業種店・個人店・商店街の衰退。最近よく言われる【コミュニティの必要性】や【日常の買い物にも困る買い物弱者の切実な問題】。
最近、街中や生活道路沿いに見られる店舗や看板は、量販店を除くと、コンビニ(これもチェーン店ですが、主人はその地域の人)、塾、クリーニング店、携帯ショップ、ケーキ屋、デイケアサービス、開業医、そして調剤薬局でしょうか。そのうち近所の人・生活者にとって、いざという時に開いていないと困るのは?あると助かるのは?
今以上に、その問題が大きくなる5年後・10年後を見据え、顧客や地域にとって【なくては困る相談薬局】【いつでの開いてるお店】【気づいてない体や健康・お肌について教えてくれるお店】【定期的に相談会やミニセミナーをやっているお店】【処方箋がなくても行ける・色々と相談できる調剤薬局】への実践・試行錯誤を続けていきましょう!
2012年2月6日