医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

商売、そして顧客から見て『なくては困る薬局・薬店・調剤薬局へ』・パート9

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こんにちは。天野晃治です。新年も早や24日。新たな習慣づけはどうですか?

今朝は冷え込みましたね。また、インフルエンザがかなり流行し、学級閉鎖も増えているとの事。弊社の取引先の調剤薬局さんからも、マスク・ノロキラー(次亜塩素酸Na)、しょうが湯などの注文が増えています。

■商売、そして顧客から見て『なくては困る薬局・薬店・調剤薬局とは』(パート9) はてなマーク

「えっ、松坂屋にH&Mが入るの?」 … われわれの地元名古屋の老舗百貨店・松坂屋が若年層取り込みの目玉として中部地区初の低価格のファストファッション「H&M」を導入するというニュースが流れました。年配の上顧客相手に高額品を売ってきた松坂屋名古屋店の売上もピークの2/3になったという背景。

本当に、年配者はモノを買わなくなったのでしょうか?景気が悪いから・デフレだから、「高額品」が売れないのでしょうか?若い人は安いものしか買わないのでしょうか?

【 売上 = ①客数 × ②お買い上げ金額  × ③リピート率 】

という法則にあって、客数が減っているのに(人口が減っているのに)、客単価(お買い上げ金額)を下げる?

私の先週の話ですが…、

●男声合唱団の練習後に、最近老人ホーム事業で利益を稼いでいる居酒屋Fにたまたま入りました。一人3,000円未満の安さでしたが、これで僕はそのお店のリピート客になるでしょうか?

●ワインの美味しい店を大学の後輩T氏に連れて行ってもらいましたが、いいワインが納得の価格。しかも楽しい会話。僕は間違いなくリピート客になると思います。

ベストセラー本「デフレの正体」の藻谷浩介氏が日経ビジネスで、「日本は質の高い消費者が1億人もいるのだから、品質や機能を高めて国内でしっかり売る努力をもっとすべき。」 「ライバルが倒れるまで出店する・拡大し続けるという考え方では、モノを買う人口が減っている状況では、価格が下がるしかない。」と言っておられました。

市場環境の厳しさや変化のスピードに負けない・振り回され過ぎないタフさ・強み作りをする事。そして、研鑽を積み、お客さんが気づいていない価値を提供し、教え、五感で実感していただき、会話を楽しみ、絆を深めていくことこそ、肝要ですし、お客さんの顔が分かる中小・個人店の存在価値です。セルフの大型店・通販との差です。

「なくては困る相談薬局」「気づいていない体・お肌のことを教えてくれるお店」「定期的に試飲会や相談会をやっているお店」「処方箋がなくても行ける調剤薬局」への日々の実践・試行錯誤を続けていきましょう!

2012年1月24日

天野商事株式会社   代表取締役 栄ミナミ男声合唱団   所属

調剤薬局の皆様へ