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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

商売、そして顧客から見て『なくては困る薬局・薬店・調剤薬局へ』・パート4

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こんにちは。天野晃治です。平成23年も、あと3週間をきりました。今冬も暖冬傾向でしたが、ここに来て急に寒くなってきました。忘年会などでいつもより飲食の機会も多いわけですが、健康に留意しつつ、人とのご縁を大切にしつつ、単に時間に追われるのではなく、目標・優先順位を決めた一日一日を送りたいものですね。

■商売、そして顧客から見て『なくては困る薬局・薬店・調剤薬局へ』(パート4) はてなマーク

さて、一つのビジネスモデルが20年しかもたない市場環境。ドラッグストアの成長・飽和への変遷を見てもそうですし、医薬分業の国策に乗ってこの10年急成長してきた調剤薬局市場も転換点に入ってきた…と、言えます。

そうしたタイミングにあって、先月の日本薬局学会・学術総会での厚労省・武田参事官の特別講演は、保健薬局への大変厳しい指摘となりました。

◇「医薬分業の伸長に伴い、保健薬局が社会的責任が大きくなることへの自覚が足りないのではないか。」

◇「同一チェーンの中でも重複投与のチェックが行われていない。」

◇「後発品の普及目標の数量シェア30%に対し、22%前後の推移のまま。」

日本薬剤師会の生出副会長は、「処方箋がないと敷居が高い薬局では、地域医療に貢献しているとは言えない。地域住民が最初に訪れる場所としての役割を担っていかないと、単に調剤室が病院の外に出ただけの機能しか果たせない。」と述べ、調剤だけでなく、さまざまな機能が備わっている薬局となっていくことが重要との認識です。

分業率が70%を超えている地域は、開業医の開業も減ってきたり、大病院前の門前出店余地が減った調剤チェーンが出店してきたり、…との話をお聞きします。ドラッグチェーンも価格競争激化で苦しむ中、粗利率がとれる分野として調剤併設店を増やしています。

私どもが、物販でお取引している約600店の調剤薬局の主人や経営者の方は、程度の差こそあれ、色々と考えていらっしゃいます。地域、そして顧客から見て、「なくては困るクスリ屋」として、幅を広げていかれる為の提案をしてまいりたいと考えています。

2011年12月12日

天野商事株式会社   代表取締役 栄ミナミ男声合唱団   所属

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