こんにちは。天野晃治です。一気に秋本番で、久しぶりに風邪で喉をやられました。結果的に、いい“休肝日”になっていますが(笑)。皆さんも体調管理にお気をつけ下さい。
■商売、そして社会的インフラとしての、「くすり屋」とは(パート7)
敬老の日を過ぎた先週末に、2つの新聞記事が目に止まりました。一つは、『ゲーセンの主役はお年寄り!?』と題して、子供の遊技場だったゲームセンター(特にショッピングセンター内の)に高齢者が目立つようになったとの記事でした。
ゲームセンター利用者の2割が高齢者で、その場での他人との交流を楽しんだり、健康法として利用しているとの事でしたが、“地域コミュニティーの崩壊!”で行き場のないお年寄りが集まっているとの指摘もされていました。確かにそれを裏付けるように、取材に応えた声の中には、「特に面白くないけど、暇つぶし」「自宅でテレビを見るか寝るかだけで、やることがなくて苦痛」がありました。
もう一つの記事は、『高齢社会は怖くない!?』。既に4人に1人が65歳以上の日本。年金・医療・介護などの社会保障費は毎年1兆円以上(!)増えていて、税と社会保障の一体改革は待ったなしになっています。
その記事の中で、東京大学の秋山弘子教授によれば、高齢社会の課題は3つ。
①健康で自立して生きられる期間の延長。…今までの経験・技術を生かした仕事や、生きがいを持つ。
②心身が弱っても住み慣れた所で暮らせる環境の整備。
③人と人とのつながり作り。
その中で地域に何が出来るか?どのようなインフラが必要なのか?11月に50歳になる全く若いつもり(?)の私にとっても、20年後には直面する話です。
商売として成り立ち、かつ地域にあって「欠くべからざる存在」「なくては困る存在」になっていくために、身近なところから、何ができるでしょうか?どんなことなら、まず3ヶ月続けられるでしょうか?
2011年9月28日