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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

商売、そして社会的インフラとしての 「 くすり屋 」・パート2

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天野晃治です。昨日は次女の17回目の誕生日でした(あの夏も暑かったな〜)。薬学部1年の長女は先週からようやく夏休みに。今の大学は試験・レポート提出(メールで)など、私の時代に比べ格段によく(厳しく?)面倒を見ていただいています。その内の一人の教授が、私の所属する男声合唱団に入団されたのは驚きと共に、楽しいご縁ですが(笑)。

■商売、そして社会的インフラとしての、「くすり屋」とは(パート2) はてなマーク

なかなか厳しい市場環境です。この長引くデフレ経済の中で、厳しい体力消耗戦の繰り返しでは得るものがないのですが。。。

先日、『200年企業(日経ビジネス人文庫)』を読んでいましたら、現在まで存続している老舗企業・老舗店舗が、規模に関係なく、危機と再生の連続であったこと、その時代ごとの決断があったこと、守りと攻めの歴史であったことの事例が多くあり、強く考えさせられました。

さまざまな業界でこの10年縮小が続いています。

◇酒屋さんが4割減少。…それでも、“強いおすすめ・土俵”を持っている酒屋さんはいいお客さんが。

◇書店数が3割減少。…書籍市場の縮小。デジタル化・ネット(アマゾンなど)との競合。

◇家電屋さんが1/3減少。…但し、小商圏で高齢者宅をきめ細かくフォローしているお店は存続している。

人口減・高齢化社会にあって、商売として成り立ち、かつ高齢者が集まるサロンのような、近隣の人のつながりの穴を埋める存在が求められています。最近、牛乳配達が復活していますが、昔のように牛乳瓶を箱に入れておしまいでなく、ピンポンしてお元気なのかを確認し、他に要望がないか御用聞きもするそうです。

16,250店のドラッグストアに消費者は何を求めているのでしょうか?医薬分業の進展により55,000軒になった調剤薬局・及び相談薬局には何が求められているのか?12,000軒の薬店(今は店舗販売業)には?

顧客と、地域・小商圏にあって「欠くべからざる存在」「なくては困る存在」になっていくための、試行錯誤・チャレンジ、そしてその継続が、われわれの10年後を決めていくのだ、と思います。

2011年8月8日

天野商事株式会社  代表取締役

栄ミナミ男声合唱団  所属

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